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うつ病
軽症のうつ病の人は最近増加しており、抑うつ気分と興味または喜びの喪失が中心的な症状です。生活の上では、五月病でみられるような症状のほか、「仕事や家事などが以前のようにテキパキこなせない」、「考えがまとまらない」などの症状がみられます。
また、軽症のうつ病の場合、他にはっきりした症状がなく、朝早く目が覚めてしまったりする、睡眠障害だけが目立った症状としてあらわれることもあります。
特に、目が覚めたとき、ひどく憂鬱な気分になったり、疲れやすく、休息をとってもなかなか改善しなかったりするような場合は、うつ病が原因で睡眠障害になっている可能性があります。
神経症性障害,ストレス関連障害
心因性要因、環境要因によって引き起こされる精神障害で、強迫性障害、全般性不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、適応障害などに分けることもあります。
【1】強迫性障害
「家の鍵をかけたか?」「コンロの火を止めたか?」などささいな考えが頭から離れない症状です。
【2】全般性不安障害
過剰な不安感により、動悸や息苦しさ、手足のしびれなどの症状が見られる。
【3】パニック障害
定期的なパニック発作に特徴付けられる不安障害の一つである。回避などの行動上の変化と、新たな発作に対する不安やその影響への絶え間ない心配を含んでいる。
【4】恐怖症
高所恐怖症、先端恐怖症、閉所恐怖症など、通常他の人があまり気にしないものを異常に怖がる症状です。
【5】社交不安障害
社交不安障害は、人前で話すといった特定の状況や、社会的交流の際に生じることが多い。不安や対人恐怖などの精神症状に加えて、赤面、発汗、会話困難といった身体症状の特徴がある。
発達障害
生まれつき脳の発達が通常と違っているために、極端な得意、不得意が存在する人達がいます。不得意なことで日常生活や学校、社会生活に支障が生じることがあり、それを発達障害と呼びます。個人差がとても大きく、原因ははっきりわかっていません。
・視線が合いにくい
・冗談や皮肉が通じにくい
・動きが多く、じっとしていることが苦手
・会話のやりとりがずれたり、成立しにくい
などさまざまな特徴が見られます。
診断名としては、従来、広汎性発達障害、自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群、多動性障害、注意欠陥多動症、学習障害、ディスレクシアなどの表記が使われていたので聞いたことがある方もいると思います。
発達障害は、個人の特性なので「治す」というものではありません。大切なのは、それぞれの方に合った自分らしい生き方をしていただくためにはどうすれば良いのか、ご家族や周囲の方が理解して手助けをすることです。発達障害から、うつ病やひきこもりなどに繋がることもあるため、そうならないように早く治療することも大切です。
カウンセリングやお薬での治療など、さまざまな治療法がございますので、まずはお気軽にご来院ください。
リワークプログラム専門のショートケアの案内
2021年12月 リワークプログラムのショートケア開設から1年半たちました。
リワークとは、return to work を略した言葉で、復職を意味しています。
うつ病などの気分障害で休職または退職している方を対象に、3ヶ月から6ヶ月の期間で復職に向けたリハビリテーションを行います。
休職に至った状況をふりかえり、自分自身の性格や行動について見直して、ストレスへの対処法やセルフケア、コミュニケーションスキルを身につけることで、病気の再発による再休職を予防し、就労を継続することが目標です。
また、休職と復職という共通の経験と目標をもった仲間と気持ちを分かち合えることがリワークプログラムの大きなメリットです。
他者との関わりの中で主体的に新しい生き方を見つけていくプロセスが、復職前に重要な役割を果たすと考えております。
当院のリワークプログラムは、月曜・火曜・土曜の週三回、9:30~12:30までの3時間です。プログラム内容は、卓球やウォーキング、ストレッチやヨガなどの運動や、集中力を養う作業療法、行動の変容を目指す認知行動療法、グループでのミーティングやゲーム、病気の理解を促す疾病教育、プレゼンテーションなどを行っています。
自立支援医療、各種保険適用で、他院通院中の患者様も主治医を変えずに通所していただけます。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。 ショートケア担当
コミュニケーション専門プログラムの案内
コミュニケーション専門プログラムを開設しました。
日程は下記パンフレットを予定しております。途中の回からでもご参加いただけます。参加をご希望される場合は主治医の許可および当院院長の診察が必要となります。
お問合せは当院TEL:055-954-5155までお願い致します。